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東京の片隅で 毎日繰り広げられる 会話の記録
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今日の午前中、

ピンポーン!

「お、シーツが来たな。」

いそいそと、入口のカギを解除にかかる。



実は、我が家では、

精神年齢中学2年生のサクラ君が

「コチョバシ隊!!」

と号令をかけては人をくすぐるので、

ベッド・シーツの消耗が早い。



あたしたちってぇ~

いっつもぉ~

じゃれあっててぇ~



とかいう次元の問題ではなく、

「まじめに、鬱陶しい。」(笑)



疲れてる時に絡まれたり、

用事をしている時に絡まれたり、

そんなことがしょっちゅうなので、

ついにキレて

「コチョバシ続けるなら、別れる」

という話を真剣にしている。

最近…。ん、私もバカだ…。(笑)




というわけで

今回も、カギかなにかを引っかけたか、

シーツに一つ裂け目ができ、

そこから縦横無尽に、ビリビリに破れてしまったのです。



経済的にも、

そんなにしょっちゅう

シーツばかり買って、

シーツ貧乏になるのは、ゴメンです。(涙)



ということで、宅急便が届きました。

え?

二つ?

そこまでは、破れてないっすよ。

え?

送り主が違う?

ほう…。



おや、父からでした!



母が亡くなってから

お中元やお歳暮のお菓子を

一人で処理できなくなった父は、

しょっちゅう箱モノを送ってきてくれます。



今回もそれかなと思いつつ、開けてみると

おせんべやクッキーの缶に混じって、

ひとつ。

小さな箱に

お財布が入っていたのでした…。



「何歳になっても使えるように

これを選んだけど、

ちょっと地味だったかな?」と、

相変わらずの歌舞伎文字で書かれたメッセージ。



誕生日プレゼントでした。



何歳になっても…って、

これじゃあ、

お父さん…。

あたしゃ、巣鴨のおばあちゃんじゃぁ、ないよ。(笑)

な、お財布。



しかし。

変な話、モノはどうでもいいのだ。



一人で暮らす父が、

一生懸命選んでくれただろうプレゼントの小箱と、

メッセージ。



母がいなくなってから、

めっきり元気をなくしてしまった父。



「娘の誕生日?いつだったっけなぁー。」と

照れなのか、言い続けていた父。



楽天的で、根っから明るい母が

「おせっかい~」と全員から言われながらも

紡いできた家族の絆を、

精一杯、

紡ぎ続けていこうと、

起こしてくれたアクションだったと思います。



泣くしかありませんでした。



茶色の小さなお財布に

父の思いやりや、優しさや、老いや、孤独や、小さな希望が

ぎゅっと詰め込まれている気がして、

本当に、

切ない気持になりました。



お父さん、

ありがとう。


 





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DynaGirl
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女性
自己紹介:

東京の小さな我が家で
クーピーことサクラ君(愛すべき同居人)との二人生活。

徒然、徒然。

特になにも起きないけれど、
それもそれで、
楽しかったりするもんです。
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